Home >> 不登校や中退情報 >> 1.なぜ不登校になるのか
不登校の数は年々上昇し、今では大きな社会問題となっています。では、なぜ不登校や中退する人が増えているのでしょうか?
まず、大きな理由に戦後日本の画一化主義と結果主義がもっともな原因にあるとされています。学校教育では日本を再建しなおすため、団体行動と統率を主に教育していました。そこでは、個人の意見よりも多数決が採用され、人と価値観が違うと集団から排除する傾向がでてきました。まずここで、いじめの原型ができたともいわれています。
また学校ではテストという評価制度を採用し、個人に点数をつけて順位付けする方式で評価しています。それが元で自尊心が傷つけられる生徒が出現したり、学内の人間関係でも奇妙な序列がうまれることもあるようです。スポーツが盛んな学校や部活動でも競争主義が芽生え、結果がうまく出せなかった子供が集団に入りにくくなる傾向も強まりました。
このような現状が生まれている中、一番の不登校や中退の原因は、このような個人がうまく生かせない教育内で、個人の意見が集団により排除された場合のアフターフォローがうまくできていなかったことに要因があると思います。もともと、学校の教師に、このアフターフォローを求めるのは、酷なことかもしれません。なぜならば、日本の教師は、大学や教員採用試験などでは、このようなことは学ばずに教師になっているからです。
しかし、だからこそ不登校や中退する人の数が激増し、社会問題となってしまい、今だ日本政府も具体的な解決策や対策をたてきれていないのが問題なのです。今現在も、不登校や中退する生徒が増えてきているが、やはりしっかり学校に通っている生徒の方が多いので、日本社会全体で、絶対値の数が少ない不登校生や中退生のバックアップはできていないのです。
不登校の子が、再び学校に通ったとしても、周りの視線が厳しく、またクラスに自分の居場所を見つけるのも大変苦労しています。
また、高校生においては、条件も厳しく、なかなか編入や転入ができません。中学生は、義務教育なので、思い通りの学校に通うことができますが、中学生は一度不登校になってしまい新しい学校へ編入しても、もう一度不登校になるケースが一番多いのも現状です。
そして不登校の子供たちにとって、転入や編入で新たに学校に通いはじめたとしても、それがまた大きなストレスとなり、心身が傷ついていくケースが多いのも問題となっています。
以上のことを踏まえた上で、まず不登校になったら一番目にしないといけないことは心のケアです。必ずゆっくり休むようにしてください。この休む期間は学校からできるだけ遠ざかり、日常生活に集中していただいてもかまいません。進路に差し掛かっている時期であっても、進路はほったらかしでもかまいません。こんなので大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、こうすることでかえって早く元の精神状態に戻り、次へのステップにつながったりします。
このように休む期間を設けることにより、不登校になった子どもたちは、次の進路に向かってのモチベーションが上がり、次に何かに進んだ時は、やる気が出ている状態で臨むことができます。